飲食店・カフェ開業のための店舗インテリア

カフェのインテリアをデザインする。というのが私の長年の夢でした。今回その夢が叶い、この空間がハウスオブザイヤー2021年度優秀賞(大手ハウスメーカー)に選ばれました。

自分とオーナーの想いが詰め込まれた空間の完成時は、感無量でした。

これからお店作りのインテリアに力を入れたい方向けに、こだわりポイントをいくつか紹介します。

飲食店を開業しようと思っている方の悩みの一つに内装(インテリア)
をどうするかという事があると思います。

インテリアが、バラバラな感じがしてまとまらないとか、もっとセンス良い空間づくりをするにはどうしたらよいのか、失敗はしたくない等、ポイントをいくつか紹介していきたいと思います。

カフェインテリアを作る際にまず大事なことは、

お客様の層、滞在時間、提供する飲食、営業時間でインテリアを決めていくという考え方です。

お客様の層でいえばどれくらいの年齢を対象にしたお店か。

私の友人のカフェはお子様連れお断りと初めから決めて、大人向けとした空間づくりでターゲットを絞り客層を自分で決めています。

女性向けなのか男性向けなのか家族向け、もしくはカップル向けなど、方向性をある程度決めておくと、インテリアのイメージが決めやすく安定した空間になります。

来てほしい客層を決める事で空間の音や雰囲気はまるで違ってきますので、この部分をイメージするのは、空間を作ることで大事な第一歩です。

滞在時間はゆったりしてもらうのか、回転率を上げるのか。

大人向けのカフェで夜遅くまで開店しているのなら、一番のポイントは照明の色と明るすぎない店内作りでしょう。

回転率を上げるなら昼白色の照明で店内を明るくしましょう。何故なら白い色の照明は活動的になる色だからです。

一方ゆったり過ごしてもらうなら白熱色の温かい色の照明。

簡単に言うとラーメン屋さんが昼白色。カフェが白熱色という感じでしょうか。

ご自分の家の部屋をカフェ空間のようにしたい方も白熱色の照明を使うと良いでしょう。

家具のこだわりたいポイント

簡単な飲み物提供であればカウンターを作り小さな机とテーブルのみで十分です。

空間の広さもそこまで必要とされません。

一方飲食をする場合は、椅子やテーブルはこだわりたいポイントです。

ガラステーブルやステンレステーブルや椅子は、触れたときの感触がひんやりしていて女性受けは難しいでしょう。

テーブルは温かみのある木の素材にし、椅子も座った時冷えない工夫が必要となるようです。

営業時間は午前中なのか、夕方からなのか。

営業時間が午前中なら、さわやかな明るめなインテリア内装がおすすめです。

店舗でいうとコメダ珈琲店のようなイメージ。明るめなイメージは、万人受けですべての人を受け入れますというアピールにもなります。

一方夕方からの営業に力を入れたい場合は、壁の色も落ち着いたトーンで合わせ照明を暖色にすると良いでしょう。スタバなどがその代表例でしょう。

結論

ここまで読んでいただいてどうでしたか?

空間づくりが難しくてわからないという方は、まずは自分の好きなカフェ、飲食店を見つけてみる事が早道です。

いくつかの写真を用意し、どの部分に自分がひかれるのか検証してみましょう。

そのお店の家具・照明・壁紙・床を見てみましょう。

共通点が必ず出てきますので、その部分をお店のこだわりポイントとして、空間づくりを始めてみてはいかがでしょうか。

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