アートの島に魅せられて。瀬戸内国際芸術祭2025体験記

https://setouchi-artfest.jp/

10年以上前からの願いが叶った日

こんにちは。インテリアコーディネーターの深瀬麻里です。

鹿児島から新幹線と船を乗り継ぎ、たどり着いた瀬戸内の島々。

この春、何年も前から楽しみにしていた「瀬戸内国際芸術祭2025」へ姉と行ってきました。

海の心地よい潮風と、アートの世界に包まれる3日間は、まるで日常の時間がとろけるような体験でした。

島ごとに息づくアート

瀬戸内国際芸術祭は、直島・豊島・小豆島など、複数の島を舞台に開かれるアートの祭典です。

船を降りた瞬間からアートが出迎えてくれ、芸術の島に来たんだという高揚感がわいてきます。

草間彌生さんの「赤かぼちゃ」

内部が洞窟になっていて作品の内部も楽しめます。

直島は比較的小さな島と聞いていたので、電動自転車を借りて出発!何十年ぶりかの自転車旅。

初めての電動自転車は、最初は怖かったけどすぐに慣れました!

レンタサイクルゆうなぎさんにお世話になりました!

真夏以外の気候でしたら、電動自転車を予約して島内を回るのをお勧めします。

何といっても好きなところで寄り道出来るのは、好奇心旺盛の姉にはピッタリのようでした。

民家をアートに変身させたり、海辺に突然オブジェが現れたり、驚きと喜びの連続で、ワクワクが止まりません。

自然とアートがこんなに優しく溶け込んでおり、日々の常識や当たり前と思い込んでいたものが

崩れ落ちて、新たな発見に興奮状態でした。

心を揺さぶる一瞬

一番忘れられないのは、地中美術館のウォルター・デ・マリアの作品。

残念ながら撮影NGなので、サイトを貼っておきますね。

https://benesse-artsite.jp/art/chichu.html

直系2.2mの球体を観た瞬間息をのむほど美しかったです。

大空間の中に鎮座する大きな黒い球体、静まり返ったひと時。

まるで異次元の世界に迷い込んだような錯覚をおぼえました。

小豆島ではレンタカーを借りて

最後は、オリーブの島として有名な、小豆島に行きました。

この島は大きいので事前に予約したレンタカーで島をめぐる事にしました。

車窓から見えてくるのは、海沿いの穏やかな景色とのんびりした風景。

しばし日常を忘れる場所ばかり。

港の反対側は、違う姿の山と海の景色が広がっていました。

遠くまで来た甲斐あったと思う瞬間に出会えたり、思いがけず素敵な建物のカフェを見つけたり、(黒い壁は焼杉です。素敵だったなぁ)

島内の最終地点で、ようやくたどり着いたのは日本の棚田百選の一つであり、映画「八日目の蝉」の舞台ともなった中山地区の棚田。

この中にこんな建物が突如として現れました!

今回の芸術祭の目玉だと勝手に思い込んでる作品「ワンウェンチー・抱擁」

全部竹で出来てるんですよ。

残念ながら休館日で内部には入れなかったけど、これを発見した時は思わず声が出てしまいました。

凄すぎるんです。ほんとに。これは一見の価値あります。内部に行けなかったのが残念でした。

小豆島では、夕陽ケ丘ホテルという山の上にあるところに宿泊しました。

ホテルにたどり着いた瞬間にロビーの奥に沈みかけた夕日が美しく、沈む瞬間でした。

なんて美しい、小豆島の夕陽なんだ!

アートを観に来たつもりが、アートだけで無く自然の美しさがあまりにも素晴らしすぎました。

現地に行って体験するとは、こういう感動を味わえるんですよね、肌で感じると心にまで響くという。

アートの島が私にくれたインスピレーション

鹿児島から船を乗り継いでいく旅は遠いけど、

ここまで来て芸術祭に参加出来てホント良かった。

飛行機で簡単に行けないからこそ、そこに在る価値が大きいのだと気づきました。

島を昔から守ってきた地元の人たちの、観光客を見守ってくれる寛大さやボランティア精神

世界中からこんなに小さな島に集まる奇跡。

アートが人々の心を動かし、なんとも言えない一体感を感じる瞬間をたくさんあじわいました。

アートに国境は無いなと。

参加しないと決して味わえない、島の温かさと穏やかな日々と、早大なアートから身近なアートまで、全てが忘れられない旅となりました。

まとめ

瀬戸内国際芸術祭2025は、作品を観るだけのイベントではなくアートと自然と人々とのふれあいでもあります。

また、新しい自分を発見する旅でもありました。

美術館の中に入った瞬間に涙が出る体験も初めてしました。

非日常を味わいたい、都会の喧騒から一歩抜け出したいアート好きな人、

3年に一度のチャンスをお見逃しなく。

歩く事が多いので、体力があると更に楽しめると思いますよ。

役立つ情報

・開催期間:2025年4月~11月(会期は春・夏・秋の3シーズン)

・公式サイト:瀬戸内国際芸術祭公式ページ

・アクセス:高松港から各島へフェリーや高速船で移動がベター

・チケット:会期パスポートや作品鑑賞券は事前購入がお勧め(人気のところはすぐ埋まります)

(ここで一口メモ:美術館には前もって予約が必要なところが多いためQRコードを求められます。事前にプリントアウトしてた方が良いかも、私の前に並んで方は、スマホがうまく作動せず、中に入れませんでしたから)

\お読みいただきありがとうございました/

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