アメリカ旅行で出会った唯一無二のインテリア

衝撃を受けたアメリカのデザイナーの家
7月に6年ぶり、オレゴン州ポートランドの姉の家を訪れました。旅行気分で過ごしてたら、
姉の友人の友人のグラフィックデザイナーさんの自宅を訪れる機会に偶然恵まれました。
アメリカの方はインテリアにこだわる方が多いイメージでしたので、さらにデザイナーさんという事もあり、期待しながら扉を開けました。
すると、「なんて事でしょう~。」
色彩の美しさはもちろん、完成されたデザイン、そして自由な発想にあふれた空間。
よく雑誌で見る画一的な美しさのモデルハウスのような、デザインではなく、
大胆なカラー使いと細部にまで計算された配置、オリジナリティあふれる組み合わせ!
私のインテリア観を大きくゆさぶりました。
この記事では、その家で感じた色とデザインの魅力、そして日本の暮らしにも取り入れられるヒントをお届けいたします。
唯一無二のデザインとは
グラフィックデザイナーという事もあり、ご自身のデザインした壁紙を部屋のアクセントとして貼られていました。その一つが
「カラスがチェリーを食べてる柄」

一見日本では不吉と言われてるカラスですが、私はカラスが好き、そして実はカラスは元々縁起の良い神様の使者との見解もあるほど、賢くて美しい鳥なんです。
それをモチーフに大胆に壁の一面を装う壁紙に感動しました。
「あ〜、この感覚。自分の感性をそのまま表現できる強さと、美しさ。なんて素敵なんだろう」
この瞬間目からウロコがポロポロ落ち出しました。
日本でのインテリアデザインに、感動をする事が少なくなってきていて、似たようなデザインに正直飽きていた私は、突然心をつかまれました。
今までの当たり前もどんどん崩れていきました。
「そうか、もっとデザインは自由でいいんだ」って。
空間を彩る色の使い方の秘密
この家でまず心奪われたのは、大胆な色の存在感。
壁に描かれたカラスの壁紙、その前のパープルのソファに、オレンジ色のクッション。
柄の壁紙にある色で、他の3面の壁はベースとなる無地の色で合わされて、統一感もさすが。
壁にはモノトーンのポスターもあり、階段はギャラリーになっていました。

壁に飾られた絵のフレーム、木のフレーム、黒いフレームシルバーゴールド、全てがミックスされていてこれもまた、統一感になってますよね。
フレームの中の絵をモノトーン系のものにすれば
フレームの色が違っても、大胆に組み合わせてデザインとして活かす事が出来るんですね。
とても調和の取れた空間だと思いませんか?

型にはまらない空間づくりの発想
日本の家では、「色を入れると落ち着かないのでは?」と控えめになりがちですが、アクセントで入れる色には、不思議と空間を素敵に見せてくれる効果がありました。

どうしても色を使うのが難しいと考えるなら、
アクセントカラーで赤を使いたい場合、絵で取り入れてみる事から始めても良いですよね。
または、クッションの様に、小さくて気軽に変えることが出来るものから色を入れてみるのがお薦めです。
私のインテリアに活かす3つの学び
今回の出会いから、私が自分の仕事や暮らしに取り入れたいと思ったポイントは3つです。
1、色をもっと大胆に楽しむ
これは、ワンポイントの差し色で空間が輝いて見えたから。美しい好きな色を部屋に取り入れる事でテンションが上がります。
2、自由な発想を恐れない
控えめなデザインも好きだけど、実は個性的なデザインがもっと好きだった事を思い出しました。新しい家具や古い家具の組み合わせや、カーテンとブラインドの組み合わせ、この世になければ作れば良いし、デザインは無限だという事。
3、完成度を高めるために小物にこだわる
絵を飾る事を恐れないで、自由に飾ってみたり、小さな小物にこそ、こだわるという事。神は細部に宿るんです。
ゴミ箱や、小物入れ、ティッシュケースの様なものほど、見栄えの良いものにこだわると、空間が上がります。

今回のアメリカの旅は、観光だけでなく自分の感性を揺さぶる出会いを沢山もらえました。
そしてこれらの体験は、私のインテリアコーディネーター人生にとてつもないインスパイアをもたらしてくれました。
やはり、その空間の美しさだけではなく、エネルギーがめちゃくちゃ高かったのだと、今振り返ると感じます。
もしあなたの暮らしがマンネリ化してると感じたら、色や自由な発想を加えてみてください。
きっと新しい世界が広がりますよ。
\お読みいただきありがとうございました/
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執筆者:インテリアコーディネーター
深瀬麻里でした。