【ビフォーアフター】キッチンの実例で見るインテリア
こんにちは。インテリアコーディネーターの深瀬です。
今回は、私が実際に手掛けたキッチンの「ビフォーアフター」をご紹介したいと思います。
普段、暮らしている空間は、気づかないうちに「なんとなく置いている家具」や「とりあえず選んだ雑貨」に囲まれてしまいがちです。
けれども、家具の配置を見直したり、照明を工夫したり、カラーコーディネートに少し意識を向けるだけで、お部屋は驚くほど心地よく、生まれ変わります。今回ご紹介するのは、まさに「手を加える前」と「工夫を取り入れた後」の違いがわかる事例です。
どのような工夫をしたのか、どんな点が暮らしやすさや美しさにつながったのか、ポイントを分かりやすくお伝えしていきます。
beforeの紹介
こちらは、お話をいただいた際に伺った時の写真です。

お悩みとしては
- 収納が少ない
- 動線が良くない
- 使い勝手が悪くなってきた
- いろいろな部品が劣化してきた
- お洒落な感じにしたい
でした。
確かに、一方通行の出入り口、収納に関しても引出しではなく開き扉タイプの収納が多い事により、キッチンスペースの大きさを考えても収納しにくい感じがしました。
良質な家具を長く使われ来たのですが今回は、今後の生活スタイルを考えて、収納は引き出しタイプや、場所を取らない引き違い扉に変更することで、限られて空間を活かせると思いご提案したのが下のafterの写真になります。
Afterの紹介

今回の改善ポイントを5つお伝えします
木の色を統一する
暗めのキッチンだったので床の色に合わせてオーク色の明るい木扉の色を選びました。
規則正しい横ラインを意識
モダンな印象になるように、横ラインを意識して選んでいます。引出しのライン取っ手、吊戸棚も換気扇と横並びでそろい、収納もラインを意識し共通のリズムを生み出しています。
動線の改善
動かない造作ダイニングテーブルを撤去し、回旋できるキッチンへとなりました。自由度がまして、数人でキッチンが使えるようになりました。
家具のご提案
作り付けの家具を撤去したので、代わりに移動しやすい重量で、テーブルの大きさが伸縮出来、大人数の時は広げて、少人数の時は小さく出来るテーブルをご提案しました。お手持ちの椅子ともぴったりです。
キッチンパネルへ変更
本来私はタイルが好きなのですが、今回はお手入れのしやすさを優先で、明るめのキッチンパネルをご提案しました。ガスとIHの場合を比べると、どうしてもガスが壁面は汚れやすいのです。ガスに水分を含んでいるため、水分を含んでいないIHより汚れやすいとの事でした。
特に気を付けたいのは?
- ゴミの場所がどれくらい必要か検討する
- いらない収納は作らない。
- 業者の方にイメージをあらかじめ作成してもらう
- 家具まで変えるのであれば今のを使うのか、買い替えるのかで色選びが変わります。
- お手持ちの家電の個数とサイズ、今後買い足す家電のサイズを明確にする。
まとめ
長く心地よく暮らすためには、小さなステップの積み重ねがとても大事になってきます。
キッチンを選ぶ前にあらかじめ置きたい家具(ダイニングテーブル)を選んで置くと、カラーコーディネートしやすくなるので、迷いが少なくなります。
その際は、サイズ感、ネットであれば重量や材質が分かりにくい事が多いので、必ずサイズチェックと重量チェック、もし可能なら素材のサンプルを事前にもらえるサービスを行っている家具屋さんもありますので、気になる色を実際サンプルで取り寄せて確認するのはすごく大事な事なんです。
こちらの実例でご紹介した家具は、リセノのダイニングテーブルです。

軽くて、伸縮出来、実店舗があるのが良いなと思っているところ、実店舗に足を運びましたがかなり雰囲気私好みでした。
また、ごちゃつくダイニングやキッチンをおしゃれに変身させるアイテムとしては、かご収納がおすすめです。
プラステックはどうしても安見えしてしまいがちですが、かご収納、かなりインテリア的に優秀です。

神は細部に宿りますから、小物、ゴミ箱、ティッシュケース、時計これらはと~っても大事です。
この部分だけでも改善してあか抜ける事もあるので、大げさな部屋の変更は大変そうと思ってる方は、まず小物類から変えていくのも良いかと思いますよ。
\最後まで読んでくださり、ありがとうございました/
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